大人のピアノ初心者が練習用の楽譜を探すときに気を付けるポイント
大人になってからピアノを習い始めた初心者は、個人でレッスンをするときにどのような楽譜を使ったら良いのかよくわからない人も多いと思います。近年では、楽譜が読めない大人のために、音の名前やコードが分かりやすくまとまった、簡単な楽譜の人気が高まっています。
流行のアニソンや歌謡曲、クラシックなど自分が好きな曲を見つければ、初心者でもピアノのレッスンが楽しくなります。この記事では、大人のピアノ初心者が、自分に合った楽譜を見つけるときのポイントを紹介しています。
世の中には大人から子どもまで楽しく弾ける教本が多くあるので参考にしてください。
大人のピアノ初心者が覚えるべき知識
使用する楽譜を決める前に、ピアノを始めたばかりの大人の初心者が、覚えておいた方が良い知識をいくつか紹介します。
まずはドレミファソラシドの場所を覚える
大人がピアノの練習を始めるときに、まずは基本のドの位置を覚えましょう。指でドを探すときにはピアノの真ん中にある二つの黒い鍵盤をスタンダードにして探すと良いでしょう。
黒い鍵盤の左にある白い鍵盤を真ん中のドにします。ドから右に向かって白い鍵盤を弾き始めると、ドレミファソラシドの順番に音が出ます。音の位置が合っているか良く分からないときには、動画サイトなどで音をチェックするのも一つの方法です。
記号の意味を知る
ピアノの楽譜にはシャープやフラットなど、いろいろな記号が書かれています。こうした記号は曲の途中で、音の高さが変わることを意味しています。一例としてシャープが付いている音は、半音上げて弾きます。
対照的にフラットが付いている音は半音下げて弾きます。記号に従うのは記号が付いている小節の中だけで、次の小節に移れば記号の効力は無くなります。また、同じ小節の中でも1オクターヴ以上違う音には効力はありません。
さらに、記号は調を表すときにも使われます。ト音記号やヘ音記号などの横に書かれている記号は、調号と言われ音階を表しています。曲には明るく軽い印象を与えるハ長調と、暗く重い印象を与えるイ短調の二種類があります。
記号の通りにピアノを弾かないと、正しい音が出ません。楽譜を見て良く分からない記号を見つけたときには、調べる習慣を身に着けると良いでしょう。
大人のピアノ初心者が楽譜を見つけるときのポイント
ピアノの練習を始めたばかりの大人や、これからピアノのレッスンを考えている人のために、初心者が楽譜を探すときのポイントを紹介します。
音符の数が少ない楽譜で練習する
大人のピアノ初心者が飽きずに弾ける楽譜のポイントは、音符の数が少な目であることです。音の数が多ければどっしりとして重みのある音になりますが、大人の初心者が楽譜のすべての音を、完全に再現するのは簡単ではありません。
クラシックもジャズや流行歌も、音符の数が少ない楽譜を使えば、簡単な旋律になりますが、大人の初心者でも容易に弾けます。自分が好きな音と弾きやすさのバランスを考えて、楽譜を探すと良いでしょう。
読み方や音の名前が書かれている楽譜を見つける
大人になってからピアノの練習を始めて間もない初心者にとって、音符の数が少なくても音符を読みながらピアノを弾くのは大変なことです。そのようなときに助けになるのが、ドレミファソラシドの名前が書いている楽譜です。
自分がすでに知っている曲なら、音の名前が分かれば簡単に見つけることが出来ます。あとは練習するだけなので、ピアノのレッスンを楽しみながら行えます。
音符が大きく書かれて見やすい教本が良い
ピアノの初心者は楽譜に慣れるまでは、音符が大きく印刷された楽譜を使うことをおすすめします。たとえ上級者であっても、音符が小さく書かれ、一ページに何段も書いている楽譜は見にくいものです。
練習を始めたばかりの初心者ならば、できるだけ音符が大きく書かれている楽譜を探すように心がけましょう。
音符がぎっしり書かれた楽譜は、めくる回数が少なくて済むというメリットはありますが、初めのうちは楽譜をコピーして譜面台に置けば、めくる必要も無くなります。
指の使い方まで書かれている楽譜は便利
ピアノを弾くうえで指の使い方は初心者にとって大切なポイントです。できるだけ簡単に演奏するためには、指の番号が書かれている楽譜を選ぶと良いでしょう。
それ以外にも、音の大きさや速さが明確に書かれているものや、強調する場所やどのような気持ちで弾くと良いのかなど、表現方法も書かれている楽譜を選ぶと、弾き方の幅が広がり、より印象的にピアノを弾けるようになります。
ピアノ以外の楽器を習ったことがある人はコードが書かれた楽譜が良い
ピアノの楽譜は読めなくても、以前にギターなどの楽器を習った大人なら、そのときの教訓を活かせます。両手の音符を理解して、正しい音を出せるようになるまでには、長い時間が必要です。そのようなときに頼りになるのが、コードが書かれた楽譜です。
自分が弾きたい曲を見つけたときには、右手の旋律だけでも弾ければ、左手はコードを見ながら弾けます。また、アレンジをするときにも、書かれているコードを見ながら音符の数を増やすと、重厚感が出ます。
自分の好きなタイプの曲を探す
ピアノを始めたばかりの大人は、簡単な練習曲を弾くよりも、自分の好きなタイプの曲を楽しみながら弾くと、すぐに上達します。もちろん、どのような曲でも練習することが上達への早道ですが、さらにうまくなりたいと前向きな気持ちで、楽しく続けることが大切です。
教本と流行歌など自分の興味がある楽譜を二つ同時に練習しても良いですし、初めは簡単なタイプの曲から練習して、慣れてきたら少し難しい曲にチャレンジしても良いでしょう。
自分の実力に合った楽譜にすべき
楽譜には音符以外にも、休符や拍子記号など幾つもの記号が書かれています。記号をよく分からない状況で、複雑な楽譜を練習しても、正しく弾くのは大変です。
楽譜を探すときには、自分がどのようなレベルの楽譜を理解できるか、しっかりと見極める必要があります。一例として音符には全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符などがあり、それぞれ長さが異なります。
二分音符なら全音符の二分の一の長さで、四分音符なら全音符の四分の一の長さになります。
脳トレピアノができる昭和区の大人のためピアノ教室
教室名:大人のためのピアノ教室
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