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ピアノっていつからあるの?モーツァルトは使っていてバッハは使っていない?ピアノの歴史を紐解いていきます。


 

 

世界を代表し、人気がある楽器としてバイオリンとピアノがあげられます。
特にピアノは大人&子どもの教室も多く、昭和の時代から現在も変わらぬ人気の習い事ですよね。
ピアノといえば大昔から存在したように思っておられる方も多いかと思いますが、意外と歴史は浅いのです。

 

バッハとピアノ

音楽の教室に並んでいた肖像画を覚えておられるでしょうか。
古くはバッハ、新しいところではショスタコーヴィチなど。
しかし実はバッハの頃にはまだピアノという楽器は存在していません。
ただ、バッハが50歳の頃にピアノの原型となる楽器が発明されており、
バッハ自身もその改良に対して大きなアドバイスを求められているのも事実です。
しかし彼は当時のピアノの音色をあまり好まなかったらしく、
ほとんどピアノを弾かずに世を去ったと言われています。
もしグランドピアノやアップライトピアノがバッハの時代に存在していたら、
バッハはどんなピアノ曲を作っていたのでしょうね。
バッハが遺した曲には、
歴史的な名作である平均律クラヴィーアなどピアノの名曲がたくさんあるのはなぜでしょうか。
それは、バッハ自身チェンバロやオルガンといった鍵盤楽器の為に書いた曲なのです。
歴史が流れ、ピアノが発明・改良されてからピアノで演奏されるようになりました。

 

クラシック音楽の歴史

ここでクラシック音楽の歴史を軽く振り返ってみましょう。
バッハやヘンデルが活躍したのがバロックと呼ばれる時代、
その後モーツァルトやベートーヴェンといった古典派、
ブラームスやチャイコフスキーなどのロマン派を経て、現代の音楽へと続いています。
この時代の流れにおいて、現代のピアノが誕生したのはバッハと同じ時代に生きた
クリストフォリが発明したクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテという改良型のチェンバロです。
ここに現代に至るピアノの歴史が始まります。
その後、18世紀後半から19世紀にかけて、技術の進歩などもあり、現在のピアノの形になっていき、
モーツァルトやベートーヴェン、メンデルスゾーンなどにより、あまたのピアノの名曲が作曲されていきます。

 

グランドピアノの歴史

同じく豪華なグランドピアノも歴史を重ねていきます。
チェンバロでは不可能だった音の強弱、音の長さなどが表現できるため、
音楽の歴史に残る多くの作曲家が興味を示しました。
ただ、フォルテピアノ呼ばれる初期(19世紀)に作られたピアノは、
まだまだチェンバロの様相を色濃く残しており、弦が張られた軽いタッチのもので、
音色も今のピアノとはずいぶんと違うものだったそうです。
それでも、チェンバロに比べて表現の幅が格段に上がったのは紛れもない事実です。
しかし、グランドピアノは、その大きさや価格から一般家庭に置くには不向きでした。
そんな中、ピアノの普及に一役買ったのがアップライトピアノです。
1800年にアメリカで第一号が制作されたと言われています。
グランドピアノはヨーロッパ、アップライトピアノの誕生はアメリカで、
まさに産業の発展の最先端をいく2カ所からピアノの歴史が始まったというのはおもしろいですね。
ちょうどこのころに産業革命が起こり、
それまで家庭に置かれていた鍵盤楽器チェンバロがピアノに置き換わっていきました。
グランドピアノでは大きすぎて設置できなかった一般家庭にも、アップライトピアノが行きわたることになります。
時期を同じくして、ショパン、リストといった作曲家兼ピアノの名手が登場します。
ショパンに至ってはピアノにほれ込み、ほぼピアノ曲しか遺しませんでした。
ピアノの歴史はそのまま作曲家の歴史であり、また音楽の歴史でもあります。

脳トレピアノができる昭和区の大人のためピアノ教室


教室名:大人のためのピアノ教室

住所:〒466-0054 愛知県名古屋市昭和区円上町29-17

TEL:090-7672-8651 
FAX:052-882-1038

アクセス方法:バス停滝子通ニ丁目より徒歩1分

駐車場:1台完備

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