ピアノが大人の脳に与える効果について
大人になってからのピアノレッスンを始めるにあたっての効果を考えてみます。
脳を活性化
人間の脳には、大きく分けて分析、論理、言語や計算を司る左脳と直感、感覚、感動などを感じる右脳があります。
左脳と右脳をバランスよく働かせることで、素敵な人生を歩めるとも言われます。
音楽というものは、聴いたり演奏したりするとき、右脳で心地良いと感じることが多いです。
しかし、ピアノの演奏には分析や論理といった左脳の役割も欠かせません。
つまり、ピアノを演奏することは、自然にかつ上手にこのバランスを取れるという効果があるのです。
また、ピアノのレッスンでは、先生のピアノの音色を聴く機会も多くあります。
右脳で聴いた音楽を、演奏するときに左脳で自分流に分析しながらピアノの鍵盤に乗せていく作業は、
実は脳の活性化にとても良い影響を与えるものです。
また、楽譜を見ることも右脳と左脳をフル回転しています。
楽譜を見て読み取り、記憶し、鍵盤の位置を認識して、間違うことなく弾こう、
さらには魅せるように弾こうとする、そして実際に自分が紡ぎ出した音色を聴きます。
この一連のピアノ演奏の作業では、こういった脳のフル回転を短時間で行わねばなりません。
他の作業、例えば自動車の運転などでもここまでの脳の活動は期待できません。
それだけピアノの演奏というのは脳の活性化に役立ちます。
スポーツに似た脳の動き
さらに、ピアノのレッスンにおいて、復習したり家で練習したり、といった行動を繰り返すことになります。
この継続は脳の劣化を防ぐ意味でも効果的な作業です。
家で上手く弾けたものをレッスンや発表会などで披露するためには程良い緊張感も必要で、
良い意味でのストレスは脳の活性化に良いとされています。
そして、脳の指令通りに指を動かさないといけない、間違った場合どの鍵盤を弾き損ねたのか、
次は間違わないようにしたいという前向きな感情が生まれる点も注目に値します。
観察、(空間)認知、判断といった複雑な作業を一度にこなすわけで、
この脳の動きはサッカーや野球などのスポーツに似ています。
また、左脳の論理と右脳の感覚を同時に鍛えられ、コミュニケーション力、
さらには外国語の学習などにも役立ちます。
ピアノ練習が老化防止になる
レッスンを始めるにあたって、おすすめの練習方法は人によって違います。
まず、いくつかのことを同時にこなすのが得意な人の上達方法です。
それは、聴くことと演奏することを同時に進めるやり方です。
これにより技術と感性が相乗的に向上していきます。
一方、ひとつひとつのことを着実にこなすのが上手な人向けの効果的なやり方は、
かつての名手のCDなどを徹底的に聴いて、その音色、弾き方などを覚えて、それに近づけていくイメージです。
また、ストイックな人へのおすすめとしては、
レッスン以外ではまったく他の人のピアノを聴かないというやり方もあります。
ある程度自信が付いてきてから、他人と比べることで、自分が良い位置まで来ていることを実感できるので、
自信があまりない人にもおすすめです。
当然ながら、ピアノの演奏において脳を活性化する癖をつけると自ずと他の領域での脳の活動も活発になります。
つまり、人生を有意義に楽しめるようになるのです。
脳を鍛えるのはとても難しいことで、新聞紙上などでクロスワードや数独を楽しむ大人も多いですよね。
ピアノの場合も同じで、楽しみながら脳を活性化できます。
そして、ピアノの場合は上達していくことで趣味を超えて特技として役立つことも付け加えておきます。
老化防止に脳トレがとても良いと言われて久しいですが、ピアノはその最たるものだと言っても過言ではありません。
大人だと、ピアノを好む同士の会話も弾みますし、知り合いに苦手分野の克服法を尋ねることもできます。
昔良く聴いたヒット曲を弾いてみたり、楽しみは無限大に広がります。
まとめ
ピアノ演奏により脳を鍛えられる、そしてその結果としてピアノが上達する、音楽への造詣が深くなる、
自分のペースで進められる素晴らしい脳のスポーツです。
脳トレピアノができる昭和区の大人のためピアノ教室
教室名:大人のためのピアノ教室
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